技術ノート
なぜバリのない丸みのあるエッジが箔コイルを左右するのか
箔巻きコイルの層間故障で最も多い原因は設計ではありません。送られてきた材料のエッジです。
故障に至る流れ
箔は層間絶縁に対して張力をかけながら巻かれます。スリット面から立ったバリは、ターンごとにそのフィルムを押し込みます。巻線中は何も見えません。不良は試験の段階で現れ、そのときにはコイルは組み立て・含浸済みで、すでに廃棄品です。
検査の基準
各コイルは、バリや傷がなく、変圧器巻線に適した丸みのあるエッジであることを確認します。購入者が支払っているのは、地金価格以上にこの確認です。
エッジだけでなく表面も
表面仕上げはエッジ状態と併せて仕様化します。平滑で平坦な表面は、仕上がった変圧器の渦電流損を下げ、高周波・大電流条件でも性能を安定させます。
幅の公差
幅、板厚、長さは、変圧器の設計要求と該当する業界規格から決まる寸法公差に適合します。生産前にその範囲を合意しておけば、入荷時の議論がなくなります。
輸送中にエッジを守る
梱包は、性能に影響する曲がり、擦り傷、その他の物理的損傷を防ぐ設計とし、木箱または樹脂包装を用い、取り扱い指示を添付します。
実際の設計に適用しますか。
寸法と目標値をお送りいただければ、営業窓口が合致する材質で見積します。


